2016年9月4日日曜日

OH、脳でございマインド

 脳について学んでみたので、それについて記してみました。他の方のサイトを見た方が詳しくわかるでしょうが、たまたまここに訪れた方が脳について興味を持つ可能性もあるかな、と思ったりしています。

 人間の神経系は中枢神経系と末梢神経系からできている。中枢神経系は脳(大脳・間脳・中脳・小脳・延髄)と脊髄であり、末梢神経系は脳神経(12対)と脊髄神経(31対)である。
 間脳と中脳と延髄をまとめて脳幹という。脳幹の死を脳死といい、大脳だけの死は植物人間となる。
 脳の役割。
 大脳は、運動・体性感覚・視覚・聴覚の中枢であり、記憶・言語などの高度な精神活動の中枢でもある。
 間脳は、視床という、脊髄から大脳への感覚神経の中継点であり、視床下部という、自律神経系と脳下垂体を支配して体温・血糖量などの調節を行う中枢である。
 中脳は、眼球の反射運動・こう彩の収縮調節・姿勢保持の中枢である。
 小脳は、手足などの随意運動の調節と、反射的に体の平衡を保つ中枢である。
 延髄は、呼吸・血管収縮・心臓の拍動・唾液の分泌・のみこみ反射などの中枢である。
 大脳について。
 大脳は、多くのニューロン(体外、体内からの刺激を中枢に伝え、中枢からの反応を体に伝える神経細胞)や血管などが複雑に接続してできており、中央部より左右の半球(右脳と左脳)に分けることができる。大脳の内部は、大脳皮質と髄質という二つの部分からできている。
 大脳皮質とは、大脳の断面を見た場合に、複雑に入り組んだその表面から2~5ミリの厚さの灰色に見える、神経細胞の細胞体(神経細胞の一部分であり、核を持つ頭の部分)が集まっている部分である。その色から灰白質ともいう。
 髄質とは、大脳皮質の内側の部分のことで、軸索(細胞体から伸びる複数の突起のうち、特に長く伸長しているもの。それ以外の突起で樹状突起と呼ばれる入力アンテナと違い、こちらは電気信号の出力装置)が束になって走っている。大脳皮質と比べると白っぽく見えることから白質ともいう。
 大脳の働き。
 大脳には、感覚・運動・言語・記憶・意志・感情・判断などの色々な中枢があるが、これらは全て大脳皮質の特定の位置に分布している。簡単にまとめると、運動・思考・意志・創造・感情は、大脳の中央から前方にかけての前頭葉にあり、記憶・聴覚・言語は側面部分の側頭葉にある。皮膚感覚・味覚・判断・理解は大脳の中央から後方にかけての頭頂葉にあり、視覚は大脳の最後尾部分の後頭葉にある。
 新皮質と古い皮質。
 大脳皮質には新皮質と古い皮質と呼ばれる部分があり、それぞれの働きは異なり、お互いが協調し合うことで人間らしい行動が行われている。
 新皮質は、大脳皮質のほとんどの部分を占め、精神活動や適応行動の中枢である。
 古い皮質は、新皮質の下に包み込まれており、食欲などの本能行動や怒りなどの情緒行動の中枢である。
 大脳半球の左右と体の左右。
 大脳と体中の受容体(刺激を受け取る器官)や作動体(刺激に対して反応する器官)はニューロンで繋がっているが、そのニューロンは延髄を通る時に左右が交差してしまう。その為、体の右側に関することは左脳が担当し、左側に関することは右脳が担当している。

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